このページでは魚突きの安全な取組み方や魚を突く為のコツを紹介しています。「久高島魚突き体験」へ参加を希望されている方も、参加されない方でも是非読んでみて下さい。これを知っているだけでも結果は違ったものになるかと思います。

こちらの情報は、サイパンでスピアフィッシングスクールをされている浅井護人さんの指導の元、現地で実際に実践したり聞いたりした内容を抜粋したものとなります。

魚突き・素潜りの安全な取組み方

 

① バディと常に2人以上で行動し、交互に潜ることでお互いの安全を確認し合います。

 

② 相方が浮上したら、5~6回呼吸をするのを見届けます。ブラックアウトという意識損失の90%は水面浮上後に起こるそうです

 

③ 出来れば深度と潜水時間が分かるフリーダイブモード付きコンピューターを使用しましょう

 

④ ある程度の経験を積んでくると自信過剰になりがちになります。「自分は大丈夫!なんくるないさー!」という考えは絶対にやめましょう。私たちよりも経験の豊富なプロの海人でさえも海で命を落としています。自分の安心して潜れる深度・時間で楽しく行いましょう。

 

⑤ より長く潜る方は、潜降の際に海面で一旦スノーケルを口から外すことをお奨めします。こうすることによってブラックアウト(意識損失)になった時でも、一定時間の間海水の侵入を防ぐことができます。また、海面浮上時にすぐに新しい空気を吸うこともできます。

 

⑥ 腰に付けるウエイトは、水深-10メートルで中性浮力になる重さにする事をお奨めします。これは、潜降時は多少の力を使ってフィンキックする必要がありますが、酸素の少なくなっている浮上時に少しでも楽に浮上する事が出来るからです。また、万が一の時に‐10メートル以浅では自然に浮く事で安全性を少しでも高める事ができます。

 

⑦ 水分を沢山摂取するようにしましょう。水の中では思ったより体力の消耗が激しく、脱水症状や運動機能が低下する可能性があります。胸焼けを防ぐ為に出来ればカフェイン等を含まない水を飲むことをお奨めします。

 

⑧ 海面で適度の休息を取りながら潜るようにしてください。出来れば、2分潜れば海面で4分休息といった感じが理想的です。 無理して、休息を短めに潜ってもなかなか息は続きません。

 

⑨ 万が一あなたの相方がトラブルにあってしまったら、すぐに水面に上げ気道を確保し呼吸を促して下さい。目の間に息を吹きかけることも呼吸を促す面では効果的だそうです

 

⑩ 自分の居場所が海面からわかるように必ずブイを装備しましょう。そうすることで、船の衝突も防ぐことができますし、疲れた時にブイにつかまって休憩することも出来ます。

◎魚を突くコツ(初級編)

 

まず初心者の方はとりあえず一匹でも魚を突く事が出来れば上出来です!その一匹目に選ぶ魚は、砂地でおとなしくじっとしているハゼ系の魚や、岩陰でじっとしている魚を狙う事をお奨めしています。

 

1、対象魚を見つけて、海面で大きく息を吸います。出来ればジャックナイフ潜降(体を90℃曲げて片足を上げて行うやり方)で潜っていきます。

 

2、出来るだけゆっくりゆっくり魚に近づきます。海底に近づくに連れてフィンキックを弱めていきます。

 

3、対象魚が射程圏内に入ったら銛を放ってみましょう!

◎魚を突くコツ(中級編)

 

初級編の魚を突く事が出来たら次は中級編の魚をチャレンジしてみましょう!

狙う魚は、ブダイ系が良いかと思います。沖縄では、いらぶちゃーといいますね。食べても美味しい魚ですし、その魚を自分で突く事が出来るようになればかなり自信もつくかと思います!それではポイントの紹介です

 

1、まずは対象魚を見つけます。いらぶちゃーは集団で行動している事が多く、スーパーの魚コーナーで売られている青いタイプと店頭にはあまり並ばない赤黒っぽいタイプのいらぶちゃーがいます。島では赤黒っぽいタイプをよく見かけます。

 

2、対象魚を見つけたら、海面で大きく息を吸い、ジャックナイフ潜降(体を90℃曲げて片足を上げてから潜降する方法)で潜っていきます。

 

3、手モリは前に伸ばさず、腕を曲げた状態でモリと身体は平行にし、出来るだけ身体を魚に近づけます。この時、すでに手モリのゴムは引いておきます。

 

4、いらぶちゃーは、集団のうちの一匹がこちらに気付いて鳴き声を発するとみんなで逃げて行きます。なので、①腕を曲げた状態で身体を出来るだけ魚に近づけ、②魚に気付かれると同時に腕を魚目掛けて伸ばす、③魚が逃げ始めると同時に放つ!と言う手順で行うとより突きやすくなります。①~③はほぼ同時というか、一定の流れのなかで行う感じです(笑)

ここまで出来るようになると魚突きがどんどん楽しくなってきますよ。是非チャレンジしてみてください。

 

 

※このページで紹介したコツはあくまでも久高島近海での魚の習性を考慮したやり方になります。地域によって魚の習性が若干異なる可能性がありますので予めご了承ください。

手銛・ヤスの安全な使い方

水中銃も含めて手銛やヤスも使い方を誤れば大きな事故につながります。ですが、使い方をしっかりとマスターすれば全然危険なものではなくなります。

まず、陸上では絶対にゴムを引かないようにしましょう。練習とはいえ、陸上でゴムを引く行為は大変危険です。そして、矢先が人に向くことがあってはいけません。たとえゴムを引いていなくても、矢先は人のいる方向に向けないようにしてください。下、又は上に向けて持ち歩きましょう。

楽しい魚突きですが、絶対に「安全第一」で行うことを心がけてください。無事に海から上がっても陸上の移動中で怪我をしてしまっては意味がありません。道具をしまうまでは、安全面に十分注意して怪我や事故を起こすことなく、健全で、有意義な魚突きを楽しんでくださいね。